ほぼ実感のない梅雨を過ぎ、暑さと慢性的な疲労から神経痛の患者様が多くなってきました😢
今回のテーマは「神経痛と鍼灸」をお伝えします☝️

神経痛とは、末梢神経(感覚神経)が何らかの原因で損傷されて支配される領域にくり返し、鋭くて耐えがたい痛みを伴う症状をいいます。
開業から現在までこんな神経痛で当店に来られています
- 三叉神経痛〜顔面(こめかみ、ほっぺた、顎など)。強い痛みを伴う
- 坐骨神経痛〜お尻から後ろ足に電気が走るような痛み
- 肋間神経痛〜背中、胸。せき、深呼吸、体動で悪化
- 帯状疱疹後神経痛(PHN)〜焼けるような痛み、触れられても痛い
このように、体の部位や特徴が全然違うので効果的な箇所や刺激方法を考えて施術しなければなりません。
神経痛の鍼灸治療は?
鍼灸治療で鎮痛効果が得られるエンドルフィン、βエンドルフィンの分泌増加が示されています。
これにより痛みの緩和に期待できます✨
これから発展が期待される研究ですが、鍼治療で痛みが変わるというエビデンスも進んでいます✌️
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『**Feng et al.(2023)**によるRCT16件・1,021人のメタ解析では、鍼灸は偽鍼(sham acupuncture)や無治療よりも痛み強度の改善が有意に優れ(SMD = −0.59;95 % CI −0.95~−0.23;P=0.001)、副作用は軽く可逆的とされました。』
そのほかにも筋肉を緩める、血流を良くする、免疫強化、自律神経を整えることで不眠やイライラの解消を期待できて多方面からのアプローチができることも強みです😉
坐骨神経痛患者様の施術例
60代女性。年末に長時間座りながら大掃除をされた夜、左お尻からふくらはぎにかけて強い痛みとシビレを感じる。
翌日病院に行き、薬(タリージェ)を処方されるがあまり効果がないため当店に来られた。
◎施術
1回目〜徒手テスト法などで動き、痛みの箇所の確認。横向きで鍼灸。
2回目〜痛みの程度が少し減った(痛み10→7くらい) うつぶせ、仰向けできるようになった。鍼灸。出かける用事あるので、臀部にテーピング使用。
3回目〜夜眠れるようになった。(痛み7→3から4くらい)鍼灸。
4回目〜車の運転で少し長く座っていても平気になった。(痛み1くらい)薬も飲まなくなった。
鍼灸後、自宅でできるストレッチとウォーキング時の歩法、姿勢などを指導させていただき、様子を見ることになりました。
(ここまで40日間程度)
神経痛は程度により3〜6ヶ月程度かかる方もいらっしゃいます。
お薬と併用した方が治りが良いと実感しています。
症状によっては鍼灸不適合の場合もあります。
お悩みの方はまずお電話、メールで症状や様子をご相談していただくことをお勧めしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます😊